塾に通い始めると、保護者面談があります。面談には約3つのパターンがあります。
- 成績について今後の指針となるべき有意義な面談
- 退塾させないための面談
- 増コマのため、オプション講座のための営業トーク面談
1になるか、2になるか、3になるかは、保護者様の準備にかかっています。
つまり保護者面談の前に問題点、要望などを考えておくかどうかが大切なのです。
そして、もし追加講座を勧められたらとうするか、事前に考えておくと冷静になります。
教育費をいくらかけてもいいという方には、これから書いていく内容は、参考になりません。
教育費を節約したい方に、おすすめです。
某塾のやばさ
実話です。
長女の小学校のPTAで、あるお母様と同じ委員会活動をしていました。
皆で日程の調整をすり合わせようとすると、
来週どうですか?
上の子の面談があるんです。
それが、頻繁なんです。PTA活動が嫌というわけではなさそうです。
よくよくお話を聞いてみると、
成績不振なの。それで呼び出されてるの。
というんです。
そして面談に行くたびに、増コマ、教材、・・・・
成績が伸びないので、塾を変えようと相談すると、
来月の模擬試験までに、必ず10点アップさせます。
苦手なところをピックアップして、必ず出来るまで指導します。
などなど、たくさん提案されて、結局その学習塾に通っていたそうです。
コマを増加したり、オプション講座を提案された分すべての1年間の学習塾授業料総額を聞いてみました。
160万だったそうです。その子は、中学生。まだ確か、中2だったような・・・(はっきり聞きませんでした)
中3の受験生になったら、もっともっとかかりそうです。
それほど、裕福ではないとおっしゃるので、完全に学習塾にコントロールされていると感じました
成績について今後の指針となるべき有意義な面談
保護者面談は大体20~30分で設定されています。
何となくで学習塾面談に行ってしまうと、次々に話したいこと、聞きたいことがあることに気が付きます。
そして20分の時間で伝えきれず、最後の方で盛り上がって終了という場合をよく見ます。
成績について今後の指針となるべき有意義な面談にするためには、
次のような内容で、保護者主導でお話されることを強くおすすめします
学習計画
テストや模擬試験の結果から、問題点を共有します。
その時に、具体的に家庭ではどうしたらいいのか聞いてメモを取りましょう。
意外とメモを取らない方が多いのですが、メモを取ることによって話す方も真剣になります
家庭での様子
どんな不安を抱えていて、勉強を妨げているのは何かなどを伝えてください。
そして実はこれが最も大事だと思うことですが、ほとんどの人がやってしまうことです。
次に家庭での様子を聞かれます。家庭学習に満足しているご家庭はほとんどありません。
言わないでグッと堪えてる方もいらっしゃるとは思いますが、ごく少数です。
それはそうです。わが子ですから、大事で大切であればあるほど何としても成績を上げて志望校に合格させたい。
その想いは当然です。
そこで、塾の出番です。先生にその役目をお願いしてしまいましょう。
保護者からの要望であることは内密で。
受験情報などを聞く
本当に必要な情報はインターネットには書いてない!と言われるように、実体験に基づいた受験情報は貴重です。
今年受験した生徒、去年受験した生徒・・・点数だけではなく肌感覚のようなものがあります。
生徒に合わせた受験校選びなどのアドバイスが得ることが出来ます。
積極的に聞いてみてください。
退塾させないための面談
退塾したいです。
と申し出て、すんなり了解してくれる学習塾でしたらよいのですが、
なかなかやめさせてくれないという塾が存在します。
退塾しよう、転塾しようと、100%思っている場合でも心が動いてしまうことがあります。
100%退塾を決意しても翻ってしまうくらいですから、迷っている段階ですと、結局やめようとした学習塾に居続けることになります。
やめなかったことで、結果がついてくれば、その選択は正しいといえます。
しかし、押し切られてしまった、でも効果が得られなかった。となれば、後悔することしきりです。
冷静な目と冷静な判断は、自分の子供のことになるとどうしても出来なくなってしまいます。
学習塾側が提案してくること
- 来月の模擬試験までに、必ず10点アップさせます。
- 苦手なところをピックアップして、必ず出来るまで指導します。
- 進捗状況を保護者様にご連絡します。
、
などなどです。
その場の甘言かもしれません。
ほんの数週間実行しただけで、いつの間にその提案は実行力が薄れていき、その間に時間が経過します。
すると、やめようとしていたにも関わらず、その学習塾に通うことが生活の中でパターン化
あえてそれを変えようとする気力もなくなります。
ずるずるといってしまう典型的な例です。
次のような対策が必要です。
面談の前に条件を決めておく
人間は感情の動物です。
眼の前に、真摯に対応してくれる先生がいると、どうしても断りにくくなってしまいます。
ですので、面談の前にどういう条件ならば続けるのか、辞めるのか
後々、トラブルになったり、後悔したり、恨みに思うことで、お子様に悪い影響を与えてほしくないのです。
営業
これが一番、注意するべきことになります。
増コマのため、オプション講座のための営業トーク
不安をあおります。他の人も皆申し込んでいるから、と必要ないかもしれない講座を勧められます。
そもそも、保護者面談とは名ばかりで、営業が目的の場合があるのです。
つまり、さらっと学習状況などをお話して、本題は営業です。
学習塾は、講座、特訓、とにかくありとあらゆる講座があります。
塾ビジネスの側面が強い塾は、ちょっと行き過ぎている面もあるのです。
確かに、営利企業ですので、売上や利益は大切です。
そうなると、保護者も消費者ということになります。
お買い物をするときのように、よく吟味して、比較して、納得の行く金額を支払うことが
教育費を抑えることにつながります。
保護者面談の前に行く前に、お子様の学習の問題点、学習塾への要望などを考えておいてください。
そして、もし追加講座を勧められたらとうするか、事前に考えておくと冷静になることができます。
まとめ
塾に通い始めると、保護者面談があります。保護者面談には約3つのパターンに分けられます。
- 成績について今後の指針となるべき有意義な面談
- 退塾させないための面談
- 増コマのため、オプション講座のための営業トーク面談
つまり保護者面談の前に問題点、要望などを考えておくかどうかが大切なのです
そして、もし追加講座を勧められたらとうするか、事前に考えておくと冷静になります。
教育費を節約したい方に、面談での過剰な営業をかわし、カモにならないために重要だと思われることを
述べてきました。
インターネットで、情報を簡単に得られるようになっています。
塾の宣伝や、企業案件ではないような良質なサイトを探してみて、是非参考にしてみてください。