同じ名前の塾なのに、教室や校舎によって結果がどうしてこんなに違うの?と疑問に思いませんか?
なぜなら、偏差値がボリュームゾーンである50前後の生徒を第一志望に合格させる力が、合格者数の底上げになるからです。
この記事では、実際に起きた受験生と親子について、教室責任者の対応の例を紹介します。
読み終えると通っている塾に対してどのように要望をすればいいのか。
改善されないのなら、そのまま通い続けてもお金の無駄になると判断する材料になります。
成績が上がらない
成績が上がらないのはなぜでしょうか。きちんと教えてくれていますか。
そのような意見や要望が届きます。その場合、責任者によって対応が異なります。
勉強習慣がない・宿題をやってこない
そもそも塾にいる時間にだけ勉強しても成績は上がりません。ご周知のように家庭学習が最も大事です。
そういう生徒に対して、塾側が取る対応です。
- 宿題をするように促す⇒普通の対応
- 面談を設定し学習計画を説明する⇒家庭での勉強の仕方や家族の協力の必要性を共有する
- 受講している時間がにも自習に呼ぶ⇒とにかく勉強習慣をつける
- 自習時間も細かくチェク⇒始める前と後にその日の課題を決め、やり終えたことをチェック。
- 今の状態をメールや電話で保護者と共有⇒教室スタッフ全員と共有
③~⑤を日常的にしている責任者がいる校舎(教室)は成績が上がります。
時々見るほったらかし責任者
ちゃんと聞け!寝るな!
宿題やったか?なぜ、やってこない!
忘れました。今日はやります。
このように、なんの工夫もない問答が繰り返されます。
子どもの言うことを鵜呑みにするかどうか
子どもが塾から帰宅して話を聞いてみるといろいろ出てきます。
塾の先生に暴言を吐かれた・叱られた
事実関係をはっきりさせることが最も重要です。
目撃者や関係者に一人ずつ話を聞きます。
ダメな対応
先生が不足しているからそのままにする。
どうせ生徒が大げさに言っているのだろうと放置する。
とにかく面倒くさがって何もしない。
そんな対応をする場合もあります。
見ていて歯がゆいですが、すべては責任者次第です。
結果を出すような責任者のいる校舎
暴言を吐いたり、理不尽に叱ってくるような先生(講師)であれば、即刻対応します。
とにかく動きが早いです。
すぐにきちんと事実関係を明らかにして、解決します。
そして、その一連の流れを保護者やスタッフと共有します。
勉強したくない子ども
塾を辞めたかったり、勉強したくない、嫌だと思っている生徒もいます。
そのような生徒は、家庭で塾の悪口をいいます。先生が嫌だ。嫌なことを言われた。叱られた。
するとすごい勢いで、塾に電話してくる方がいらっしゃいます。
原因が自分の子どもとは全く思わないようです。その場合も冷静に対応して、きちんと
お子様の非を説明してくれる先生は信頼できます。
言いにくいことをきちんと伝えてもらう必要があります。
そうしないと、自分の子どもが原因なのにそれを知らずに、ずっとクレームを言い続けることになってしまいます。
転塾しても、どこにいっても同じことが起きます。
うるさい子がいて集中出来ない
これもよくあることです。
とくに集団塾ではありがちです。
これは、先生(講師)の力量がすべてです。新人、ベテランなど関係なく授業時間をどうコントロールできるか
個人の資質が大きいです。
そのような先生がいるのであれば、会社で講習を受けさせたりアドバイスをしたりといった適切な対応を
すると思いますので、放置するのは問題です。
授業がうるさいから勉強できなかった
子どもが勉強したくない理由にしている場合もあります。全くの静寂で授業が進むわけではありません。
それを鵜呑みにするかどうか、そういう発言をする子どもの真意を見極める対応が必要です。
理不尽な要求を受け入れない
とにかく目先の点数偏差値を上げてほしいと要求していくる保護者への対応です。
ダメな対応→はい。とそのまま要求されたように、次のテストでいい点数を取ることだけ考えて
対応します。
良い対応→後からグングン成績が上がるようになるための説明を、丁寧にします。
成績を上げる指導者は、生徒を自発的に勉強に目覚めさせていく働きかけをします。
ライバルを意識させる
集団塾でも個別塾でも、同じ学年の生徒や同じ志望校の生徒が勉強しています。
友達が集中して勉強していれば、自分だけ怠けているわけにはいかないという気持ちになる人が多いはずです。
よって勉強へのやる気が出ない時でも、なんとか勉強を続けることができます。
一緒に勉強すれば半ば強制的に自らを集中させることができるので、その点もメリットと言えるでしょう。
また友達の積極的に勉強する姿勢に触発されて、モチベーションを高められることもあるでしょう。
さらに互いに集中しているかを監視し合うことによって、一人よりも勉強が捗るということもあるはずです。
競い合わせるように誘導する
塾内で成績を見える化したりグラフにしたり、生徒同士を競わせたりする校舎(教室)があります。
負けず嫌いの性格の生徒は、あっという間に成績が上昇します。
生徒の特性に応じて、いろいろ仕掛けます。
そのような校舎は、入塾時の成績からは信じられないほど伸びます。
モチベーションアップ
モチベーションを保つためにあれこれ工夫している校舎(教室)もあります。
面白企画の実際例
某塾での話です。現在も行っているかは不明です。
こんなイベントがありました。
小学6年生の秋ごろに過去問を本番さながらにテストします。
受験票も塾の教室で作り、合否の発表も後日張り出します。
受験番号がない!という場合のショック療法ですね。
受験日までの残り時間の過ごし方が、変わると聞きました。
小規模塾ならではの試みです。
大手でも、校舎に裁量のあるような塾だといろいろな企画を立ててモチベーションをアップさせているようです。
やる気のある校舎長のいるところは、活気もあります。
考え方を変える
- どうせやっても出来ない。
- もっと出来ない人を見つけて安心する。
- ばれないようにサボる。
- 点数さえ取れればいい。
このように考えている生徒をいち早く見つけ、マインドを変えます。
生徒をよく観察している校舎(教室)であれば、早い段階で手を打つことが出来ます。
有名塾でも当たりはずれがある
何とかしてくれるはず。高い受講料を払っているから。
一部のとても優秀な生徒を除いて、
入塾後にほったらかしにしてしまうことが、もっとも危険です。
面談や説明会以外に話す機会
大切なのは、今の勉強の状況を塾と家庭と子どもで共有できるような仕組みを作る形です。
親の言うことは聞かない
親の言うことは聞かないが、塾の先生の言うことならば聞く。
よくある話です。
家で注意すると、親子喧嘩になるので先生から注意してくださいとお申し出があります。
親御さんが言っていたということは内緒で、、、、
先生が注意すると、不思議と素直に従ってくれて改善されることもよくあります。
電話やメール連絡は躊躇しない
お忙しいでしょうから。と遠慮がちな方がいらっしゃいます。
結論から申し上げます。
疑問や要望は、伝えた方がいいです。
返信がなかったり対応しないような塾(校舎・教室)はさっさと見切りをつけるべきです。
保護者対応の有無が合格実績に大きく左右しています。特に中学受験は親子の受験というぐらい、保護者の力が試されます。
まとめ
中学受験・高校受験は塾の校舎の違いで結果が大きく異なる理由は
校舎(教室)長のやる気や合格させるという執念の違いです。
そういう校舎(教室)長がどういう対応をしているのか、具体例を書いてみました。
成績が上がる対応をしている
- 受講している時間以外にも自習に呼ぶ⇒とにかく勉強習慣をつける
- 自習時間も細かくチェク⇒始める前と後にその日の課題を決め、やり終えたことをチェック。
- 今の状態をメールや電話で保護者と共有⇒教室スタッフ全員と共有
クレームに対しての解決力がある
すぐにきちんと事実関係を明らかにして、解決します。
そして、その一連の流れを保護者やスタッフと共有します。
モチベーションを上げるような取り組みをしている
いろいろな工夫をします。
連絡がこまめにある
困ったこと、現在の状況、悩みなど連絡しても対応します。
保護者会や面談以外でも相談に乗ったり説明をしてます。
どのような対応や指導をされているのか、観察してみてください。