皆さんは塾の保護者面談についてどうお考えでしょうか。
- 「子どもの成績がなかなか上がらない」
- 「塾ではきちんと勉強できてるのか」
- 「ちゃんと先生に見てもらえてるのか」
といった悩みが各々あると思います。そんな悩みを少しでも解消するために、塾での保護者面談は大事になってきます。
特に平日に保護者面談を実施する場合、仕事を休むあるいは一時離席するなど貴重な時間を割く場合が多いのですから、少しでも有意義な時間を過ごしたいものです。
しかし、中には雑談や追加オプションの話がメインとなってしまい、肝心の子どもの様子等の話があまりなかったりする面談もあります。そのようなことにはならないようにするためには、面談前に先生はもちろん、保護者も準備することが大切です。
つまり準備不足だと、個別塾の増コマのため・集団塾のオプション講座のための営業トークを聞かされることになりかねません。
塾の保護者面談
塾の保護者面談には大きく3つに分けられます。
- 入塾面談
- 年に数回の定期的面談
- イレギュラーな面談
ここでは、年に数回の定期的面談について述べます。
他の2つ(入塾面談・イレギュラーな面談)の面談については後日改めて別ブログで発信します。
塾での様子
どの塾でもそうだと思いますが、まずは塾での授業時間や勉強の様子について報告します。
- 具体的によく見ていてくれるのかどうか
- 受け持ちの先生からの情報がきちんと集約されているのかどうか
これらのことについては先生の話しぶりでだいたいわかります。「がんばってますよ!」などのありきたりの言葉は、きちんとフォローしているか怪しいものです。話に具体性があるかが大事です。
家庭での様子
次に家庭での様子を聞かれます。家庭学習に満足しているご家庭はほとんどありません。
どんな不安を抱えていて、勉強を妨げているのは何かなどを伝えてください。
そして実はこれが最も大事だと思うことですが、ほとんどの人がやってしまうことです。
言わないでグッと堪えてる方もいらっしゃるとは思いますが、ごく少数です。
それはそうです。わが子ですから、大事で大切であればあるほど何としても成績を上げて志望校に合格させたい。
その想いは当然です。
そこで、塾の出番です。先生にその役目をお願いしてしまいましょう。
保護者からの要望であることは内密で。
学習計画
テストや模擬試験の結果から、問題点を共有します。
その時に、具体的に家庭ではどうしたらいいのか聞いてメモを取りましょう。
意外とメモを取らない方が多いのですが、メモを取ることによって話す方も真剣になります。
面談は親子?両親?どちらが良いか
最近はお父様だけというパターンも多くなってきています。成績表をエクセルでデータ化して来たりする方もいらっしゃいます。
結論としては、子どもの今置かれている状態で判断するのが良いと思います。
小学6年生くらいになると、親の言うことは聞かなくても、塾の先生の言うことは聞くようです。
受験情報などを聞く
本当に必要な情報はインターネットには書いてない!と言われるように、実体験に基づいた受験情報は貴重です。
今年受験した生徒、去年受験した生徒・・・点数だけではなく肌感覚のようなものがあります。
生徒に合わせた受験校選びなどのアドバイスが得ることが出来ます。
積極的に聞いてみてください。
こんな保護者はマイナス
たまにいらっしゃるのですが、
・何かにつけて論破しようとする方
・ご自分の経歴を述べて、有無を言わせず要求だけする方
・お子さんの今の成績に逆上する方
そのようなことをしても、お子様にとってプラスになるとは思えません。
謙虚でいる必要はありませんが、横柄になることはマイナスでしかないと思うのです。
よくある質問
まとめ
保護者面談は大体20~30分で設定されています。
20分の時間で伝えきれず、最後の方で盛り上がって終了という場合を見かけます。
- 準備をしないで面談に行くと
-
雑談で終わってしまう可能性が高く、話したい事がたくさん出てきた時にはタイムアップになってしまいます。
- 何も考えずに行くと
-
やんわりとオプション講座を勧められることがあります。
有意義な面談にするために、事前に問題点、要望などを明確にします。そして面談の内容をメモを取るなり、記録するようにしてください。