入塾→難関校合格への期待大→焦り→疑問→不信感→他責。このパターンを数多く見てきました。
誰もが、難関校に合格するチャンスがある
いわゆる難関と言われる学校が、実際どのくらい難しいのか。
進学塾に入塾する場合
受験情報にあまり詳しくないまま軽い気持ちで、資料請求をしたり体験授業を受けたりします。
すると、おぼろげながら難関大学合格実績のある中学校高校の偏差値が身近に感じたりします。
受験までの時間が長いほど[合格できるかも]の期待値が高まります。
補習塾などの場合
学校の勉強の補完などを目的としています。受験というより、学力アップや総合力アップを目指します。
今まで見てきた転塾希望者の理由
- 成績が伸びない
-
塾は「はい、わかりました。」と、すぐに手続きしてくれるわけではありません。
あれこれ提案されます。
- 面倒見が悪い プリント類のチェックがされない
-
これはクレーム案件です。悲しいことですが、塾の問題というよりその教室の責任者
の問題です。
- 保護者の勘違い
-
塾に入れさえすれば、勝手に成績が上がると思っている方が一定数いらっしゃいます。
- 講師との相性
-
直接言いにくいでしょうが、そのような理由を耳にすることがあります。
他責のワナに陥る危険
わが子を冷静に見ることのできる親御さんはごく少数。他責思考のループは子供にも影響します。
塾さえ変えれば成績が上がる。
迷っている親御さんは、とにかく一心不乱に塾情報を集めます。あの塾なら偏差値が上がるだろう。志望校に合格できるだろう。そう思ってしまうのもよく分かります。ただ落とし穴があることも事実です。
塾が悪い、先生が悪い、テキストが悪い・・・・
このようなことを言い続けると、やがて親が悪い!毒親だ!などと言われかねません。わが子可愛さで塾や先生や教室、環境など他責にしがちです。
やがて社会が悪い、時代が悪い、国が悪い・・・・・とずっと不満ばかり口にするような子供になったら。。。
地頭が良い場合、家庭環境良好の場合
どの塾でも最終的に合格できるはずです。家から遠い。友達関係が悪い。以外では熟慮すること
をお勧めします。
ただお子さんのやる気をスポイルしたり、押さえつけるような指導をしている塾を選ぶのだけは、避けなければ
いけません。
名前は挙げませんが○○塾を選んでいる方などは、
完全に情報不足と思われます。素手で武装している敵と戦うようなもの。せっかくの優位性を生かせません。
成功する転塾のタイミングは
お子さんの意思を確認する必要性がある
コミュニケーションをしっかりと取り、本音を伝えることが大事です。
なぜ塾を移るのか。小学生だから中学生だからと言って勝手に決めてしまったり、押し付けたりはいけません。
勉強をするのはお子さんです。もちろんサポートは必要ですが、自主的に勉強をすることに意味があります。
自宅学習がきちんと出来ているか
家に帰ってから復習しているか見てみましょう
わからなかったものをそのままにする。
そのような癖があれば、いくら面倒見がよい塾でもお手上げです。宿題をやっているふり
答を写して提出して、”見ました”のサインや印をもらって終わりです。
自宅学習は親のサポートが必須
- 今日学習した内容をチェック
- プリントやテストなどに目を通す
- ファイリングなどもしておくのも大事です。
共稼ぎなどで忙しい場合
todoリストなどでスケジュールを見える化
することで補うことができます。お仕事がお休みの時などまとめてチェックするようにするといいと思います。
限られた時間で子どもの勉強をみる
子どものやるべきこと(宿題や課題など)をリストアップし、フローチャートを作ります。いつ、何を、どのような手順でやるのかをスケジュールに落とし込みます。あまりにも量が多いときは、優先度の高いものだけに集中させます。
「共働き親」たち悶絶!小学生の勉強を見るコツ
子どもが自律的に動かないのにはワケがある 東洋経済オンラインより引用
子どもたちの多くは、間違えること、わからないことがあると、それを遠ざけようとします。しかし、勉強ができるようになる子たちは“真逆の反応”を示します。つまり、「今ここで間違えておいてよかった」という反応です。付箋の数がたくさんあり、それが解決して、付箋が無くなっていけばいくほど、「頭がよくなる」という理屈を何度も説明してあげてください。
それでも転塾したいならこの時期が一番いい
学年の切り替え時期。テキストなどが変わる時期です。
学習進度は塾によって若干違いますので、それもよく見ておいて転塾した塾に伝えるといいですね。
転塾に関して一番いいたいこと
転塾したい理由をじっくり考えてみてください。
親の不平不満は子供にあまりいい影響を与えません。
他責になる大人にならないように、上手く転塾してください。
成功例は少ないですが皆無ではありません。
円満かつ前向きな転塾になることを応援しています。
まとめ
- 転塾は慎重に。
- 自宅学習が出来ているか。
- 家庭内で納得しているか。
- 他責になっていないか。