親だからといって聖人君子ではありません。
言ってはいけない。わかっているけど感情的になる。
いつも責め立ててしまう。叱り口調になってしまう。
今はそれで上手くいってたとしても、大人になってから様々な弊害が生まれます。
塾での出来事ですが、いつも感情的にお子さんを叱っているお母さんがいます。
愛情があるからこそ叱ってしまうのかもしれませんが、視点を変えてみてほしいと思うのです。
言葉を言い換える・考え方を変える。
5つ具体例を述べていきます。
遊んでないで勉強しなさい!
ゲームばっかりして、ゴロゴロしてないで勉強しなさい!と言うのを堪えてください。
そして、昨日今日の学習した内容や新しい知識についての会話をしてみてください。
「勉強って面白いね」「楽しいね」「いろいろなことが分かって、うれしいね」
とにかく、やらせよう・やらせようという言葉をぐっと飲みこんでください。
どうしてこんなことが出来ないの?何度言ったらわかるの?
次の言葉に変換します。
どうしたら良いと思う?どうすれば良かったと思う?
より大切なのは子どもが前向きな気持ちになってやる気を出すこと
いつになったら課題(宿題)をやるの!
何時から宿題やるの?と具体的に聞きます。
その時間だったら一緒に出来るよ!
責めるのでなく、取り掛かれるような後押しをします。
お母さん(お父さん)の言う通りにやりなさい!
『親』のやり方で、線路にうまく乗せてゴールまで走らせる。
中学受験は時間との勝負でもあるので、最短距離で合格させるためには効率のよい方法です。
しかも、子供の勉強の 面倒をみるということは
- どの問題をやらせるのかの選択
- どの問題をやらせるのかの選択
- 教材の準備(コピー)
- やらせた問題の〇つけ
- ×だった問題の解説
伴走をするとなると、盛りだくさんです。
思うようにならないことも多く、イライラして暴言を吐きがちです。
そこで、叱る前に「あなたはどう思うの?」「どういうやり方がいいと思う」?と聞きます。
自分の意見もきちんと言える子に育てないと、これからの時代は生きにくいことはご存知だと思います。
○○君は〇クラスに上がったのに。○○さんは、出来るのに。
人間は比較する生き物です。
他人と比較せずに生きることが出来たら、どんなに生きやすいことでしょう。
受験環境や塾は、常に他人と競争させています。それを家庭に持ち込むと、子どもは追い詰められます。
他人と比較する言葉は、感情的になります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
親は、子どもにとって最大の理解者であり応援者でもあります。
他の子と比べるのではなく、昨日までのわが子と比べてください。
出来ることが増えてますよね。
高学歴の親、期待値の高い親にありがちなこと。
できることは当たり前のことと思い、できないことばかり口にして子どもを落ち込ませています。
まとめ
中学受験は、親子の受験というぐらい子どもの勉強に関わっていることと思います。
子どもを否定する言葉を使ってしまい、罪悪感でいっぱいになってしまったことがあるのではないでしょうか。
中学受験の成功はゴールではありません。その後を見据えた生き方や親子関係が大切だと思います。
感情的発言や行動を回避するために考えてみてほしいことを上記に5つ挙げてみました。
お役に立てると嬉しいです。