塾事務員を11年もしていると、様々な生徒の夏期講習中の勉強について見聞きすることになります。成功した例以上に失敗例は参考になります。
約40日間の時間をどう使うが、自由度が高いため、差が付きやすいのはご存じの通りです。これでは、上手くいかないだろう、と思う生徒について述べてみたいと思います。
結論・・受け身で受講したり、夏期講習に依存してしまうことが危ないと感じます。
- 夏休み中の勉強は、心してかからないと、どうまずいのか。
- 今、エスカレーターを逆向きに昇っていると考えてください。
- つまり、エレベーターが下がってくるスピードと同じスピードで逆向きに昇っても自分の位置は変わりません。
- 偏差値を上げたい、順位を上げたいのならば、どうすべきか。エレベーター逆向きをイメージするといいでしょう。
ただし、闇雲に時間をかけて頑張っても、結果に結びつきません。
上手くいかなかったパターンを挙げます。
- 勉強時間が長いので、身についた気がして満足してしまう
- 自分の課題、テーマを決めない
- 規則正しい生活が出来ていない。特に睡眠不足
※このような生徒は、秋以降が心配です。
特に①の自己満足の怖さについて。しっかり真面目に勉強していたのになぜ成績が上がらないのかと、焦ることになります。
目次
勉強時間が長いので、身についた気がして満足してしまう
- 授業中、理解出来たので復習をしない
- 講習を受講しただけで、出来たような気持になる。
- 理解していない問題をそのままにしても、時間はたくさんあるから後でやろうとする。
- とにかく時間があるという甘えを持ちがち
自分の課題、テーマを決めない
夏期講習の単元は盛り沢山
夏期講習のカリキュラムを見てください。
たくさんの項目が並んでいます。夏期講習は盛りだくさんです。先生もたくさん授業に入っています。
質問タイムのある塾もありますが、一人ひとりに対応してくれる充分な時間があるとは限りません。
自分の課題を意識しない
自分で何も考えず、授業や課題をこなすことだけ考えている。
テーマを決めない
ほとんどの生徒は、
- この夏期講習中は何時間勉強する。
- 何時から何時までなどど計画を立てています。
しかし、テーマは決めていません。
受け身で受講するだけでは、成績が上がることは少ないです。
ではどうしたらいいのでしょうか。
どの科目のどの単元を、夏休みに出来るようにしたいのかを明確にします。
どのように時間を使うのかも含めて、ある程度、自主性が大事になります。
規則正しい生活が出来ていない。特に睡眠不足
- 眠そうにしている
- ゲームやテレビの時間が多い
- 課題や宿題のために夜更かしをする
- ライバルに負けたくないと夜遅くまで勉強する
いろいろな理由があるようです。
しかし、一番大切なのは良質な睡眠です。
夏期は長丁場なので、体調管理が最も大切です。
まとめ
高額な夏期講習料を無駄にしないために。
約40日と長い時間がある夏休み。意識せずに過ごしてしまうと大きな差がつきます。
秋以降伸び悩んだ生徒例
- 勉強時間が長いので、身についた気がして満足してしまう
- 自分の課題、テーマを決めない
- 規則正しい生活が出来ていない。特に睡眠不足
時間と量を重視しすぎたという後悔の声を聞きます。